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今週のセキュリティニュース - 2026年08月20日

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対象期間:8月17日〜8月20日
執筆者:ISRセキュリティニュース編集局

はじめに

今週のセキュリティニュースへようこそ!
ここでは、過去数日間に起こった国内外のサイバーセキュリティ関連ニュースやレポートに加え、AIの急速な普及に伴う新たなリスクやAIセキュリティの最新動向など、皆様の情報資産を守るために知っておくべき情報をお伝えします。ぜひご覧ください。

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専門家が解説!今週のサイバーセキュリティの脅威と対策のポイント

今週のハイライト
今週のハイライト
  • AI性能の高度化に伴うリスクと、政府による対策強化の注意喚起
  • 大手企業で従業員データ窃取か、360万件超の情報販売を主張
  • 国内レンタルサーバーで不正アクセス、管理環境から顧客環境へ侵入

OpenAIやAnthropicの最高水準モデルに肩を並べる、強力な中国製AI「GLM 5.3」の登場に象徴されるように、システム防御に役立つ一方で、ハッカーの攻撃力をも高めてしまう二面性リスクや、ハッキング能力の大衆化が現実のものとなっています。こうした高度なAI悪用のリスクに備えるため、政府は「Project YATA-Shield」のもと、重要インフラ事業者へシステム点検を求めるなど、国を挙げた防御策の整備を急いでいます。

また、こうした最先端の技術リスクへの対応と並行して、認証情報を標的とした国内外の不正アクセスも引き続き大きな脅威となっています。大手企業のAzureアカウント情報が窃取されたと主張されている件では、パスワードスプレーやMFA疲労攻撃が主張されています。国内でも、レンタルサーバーの管理環境を経由して顧客システムに侵入されるなど、認証管理の隙を突く被害が相次いでいます。

こうした突破や特権環境への侵入を防ぐには、物理的に認証を強化するアプローチが有効です。CloudGate UNOと連携できるセキュリティキー(YubiKeyiShield Key)を導入すれば、手元にあるキーへのタッチが必要なため、遠隔からのログイン攻撃を根本から遮断できます。あわせて、標準機能の「認証ログ・操作ログ」で不審な動きを早期検知する体制を整えましょう。

認証セキュリティの強化をご検討中でしたら、ぜひ弊社までご相談ください。クラウドサービスへの多要素認証(MFA)導入やパスワードレス認証に関するオンライン無料相談を受け付けております。

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国内の主なインシデント

政府、生成AIの知財保護ルール策定へ 省庁横断で高性能モデル対策

政府は高性能AIの普及に伴うリスクに対応するため、省庁横断で包括的な対策に乗り出します。「事業者の透明性確保」「重要インフラの防御」「関連法制度の点検」「国際ルール形成」を4つの柱とし、AIの利活用と悪用防止の両立を目指します。

著作権保護に向けては、学習データ等の情報開示を促す「プリンシプル・コード」の策定を進めます。また、高性能AIによる脆弱性発見の高速化に備え、サイバーセキュリティ対策パッケージ「Project YATA-Shield」に基づき、重要インフラ事業者へシステムの点検やサイバー攻撃への備えを強く要求します。

世界的にAIのルール作りが進む中、日本もASEANなどとの連携を図ります。一方で、国内の司令塔である内閣府の推進室や専門機関「AISI」は諸外国に比べて人員が不足しており、実行体制の早期強化が課題となっています。

政府、生成AIの知財保護ルール策定へ 省庁横断で高性能モデル対策 | ISRセキュリティニュース編集局

ITインフラ事業者、不正アクセスで情報漏洩の恐れ レンタルサーバー事業

ITインフラ事業者は8月中旬、主力サービスのレンタルサーバで第三者による不正アクセスが発生し、583アカウントが不正ログインを受けたと発表しました。現時点で改ざん等の被害申告はないものの、一部サーバーにマルウェアが設置されており、保存データや利用者識別子などの個人情報が漏洩した可能性があります。

同社は9日に異常を検知したのち調査を開始し、管理環境を経由して顧客環境へ不正侵入されたことを確認しました。被害拡大を防ぐため、速やかに認証情報の失効やアクセス遮断、マルウェアの除去を実施。現在は外部専門機関と連携し、侵入経路や影響範囲の特定を進めています。

なお、他のサービスへの影響は確認されていません。同社は利用者へ深く謝罪するとともに再発防止に努めるとしており、インフラを支えるクラウド・サーバー事業者におけるアクセス管理と異常検知の重要性が改めて浮き彫りとなっています。

ITインフラ事業者、不正アクセスで情報漏洩の恐れ レンタルサーバー事業 | ISRセキュリティニュース編集局

国外の主なインシデント

ハッカー、Fortune 500企業などのAzureから360万件超の従業員データを窃取したと主張

ハッカー「TheHatman」が、大手企業のMicrosoft Azureから約364万件の従業員データを窃取し、販売していると主張しています。被害にはマクドナルドやGapなどの従業員情報が含まれるとされています。

攻撃者はパスワードスプレーやMFA疲労攻撃を用いたと主張していますが、GapやTCS(タタ・コンサルタンシー・サービシズ)などの企業はシステムの侵入形跡を否定しており、掲載されたデータについても数年前の古いもので、機密情報ではないと説明しています。

一方で専門家は、データの構造から情報の信頼性は高いと分析しており、管理者名などが含まれていることから、今後のフィッシングやソーシャルエンジニアリング攻撃に悪用される危険性を警告しています。

ハッカー、Fortune 500企業などのAzureから360万件超の従業員データを窃取したと主張 | ISRセキュリティニュース編集局

専門家が警告する、強力な中国製AI「GLM 5.3」の衝撃

中国のAI企業Z.aiは、AnthropicやOpenAIが公開している最高水準のモデルに肩を並べる性能を持ち、最先端のコーディングやサイバーセキュリティタスクを自動化できる強力なオープンウェイトモデルを発表しました。

この新モデルは、安価なシステム防御に貢献する一方で、監視がない一般公開形式のため、悪意あるハッカーの攻撃力をも劇的に高めてしまうという「二面性」の重大なリスクが懸念されています。

AIによる自律ハッキングの脅威が現実味を帯びる中、企業や組織は攻撃者に後れを取らぬようAIを活用した防衛策を迅速に導入し、システムを保護していくことが不可欠です。

専門家が警告する、強力な中国製AI「GLM 5.3」の衝撃 | ISRセキュリティニュース編集局

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