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今週のセキュリティニュース - 2026年10月23日

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対象期間:10月19日〜10月23日
執筆者:ISRセキュリティニュース編集局

はじめに

今週のセキュリティニュースへようこそ!
ここでは、過去数日間に起こった国内外のサイバーセキュリティ関連ニュースやレポートに加え、AIの急速な普及に伴う新たなリスクやAIセキュリティの最新動向など、皆様の情報資産を守るために知っておくべき情報をお伝えします。ぜひご覧ください。

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専門家が解説!今週のサイバーセキュリティの脅威と対策のポイント

今週のハイライト
今週のハイライト
  • JPCERT/CCが連続不正アクセス事案の攻撃手法に関する調査を公開
  • AIエージェントの過剰権限が招く「内部脅威」リスクをMSが警告
  • ID盗用や端末での不適切なログイン保存による大規模情報流出

今週の動向では、先進技術の活用推進と管理態勢の不備が招くリスクが浮き彫りとなりました。一つは、アプリ内に認証情報を残してしまう「設計上の不備」による外部侵入リスクです。もう一つは、AIエージェントへ過剰な権限を与えてしまう「管理上の過信」による内部脅威化のリスクです。いずれも、適切なアクセス制限や権限分離がなされていない点が根本的な課題と言えます。

加えて、メール配信基盤の担当者ID盗用により約900万件の情報が流出した事案や、警察端末内へのログイン情報保存を発端とするシステム侵害も深刻です。これらは、単一アカウントの奪取が大規模被害へ直結する構造的弱点や、端末での不適切な情報保持といった「現場の運用エラー」が重大な侵入経路となることを物語っています。

こうした複合リスクを防ぐには、CloudGate UNOの「アクセス制限」や「IAM・ライフサイクル管理」で、人やシステムアカウントの利用条件(許可端末やIP)を一元統制し、不要なアクセス権の放置を防ぐことが不可欠です。あわせて「パスキー認証」により認証情報の盗用を水際で遮断することで、技術と運用の両面から強固なガバナンスを確立できます。

認証セキュリティの強化をご検討中でしたら、ぜひ弊社までご相談ください。クラウドサービスへの多要素認証(MFA)導入やパスワードレス認証に関するオンライン無料相談を受け付けております。

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国内の主なインシデント

Androidアプリ解析によるAPI侵入の手口が判明 JPCERT/CCが調査結果を公表

JPCERT/CCは10月中旬、連続不正アクセス事案に関する調査結果を公開しました。攻撃者はAIで脆弱性をスキャンしつつ、Androidアプリ(APK)を直接解析してAPIのSSRF等の弱点を調べていた痕跡が確認されています。

サーバーからは「jadx」や「Blutter」といった解析ツールが見つかり、アプリ内部の通信構造が探られていたことが判明しました。アプリ内に秘密鍵や長期の認証情報が埋め込まれている場合、不正リクエストを生成される恐れがあり、難読化のみに頼る危険性が浮き彫りとなっています。

JPCERT/CCは対策として、アプリ内への秘密情報の非保持やサーバー側での適切な認証・認可、異常アクセスの監視を推奨しています。別サーバーでEDR回避やWebシェル設置も確認されており、アプリやAPIを含めた多層防御の再構築が求められています。

Androidアプリ解析によるAPI侵入の手口が判明 JPCERT/CCが調査結果を公表 | ISRセキュリティニュース編集局

メール配信基盤に不正アクセス メアドなど約900万件漏洩か

東証グロース上場のメール配信サービス企業は、主力メール配信サービスの一部サーバーが不正アクセスを受け、個人情報が持ち出されたと発表しました。専用ASPの5システムが対象で、メールアドレスを含む情報のべ約900万件が出力されたと試算されています。

10月中旬、未明の検知後、攻撃者がプログラムの脆弱性を突き、サポート・品質管理担当者の認証情報を取得して不正プログラムを設置していたことが判明しました。さらに、その認証情報を用い、他システムへの侵入試行も行われていたとのことです。

同社は該当サーバーを即座にネットワークから切り離し、脆弱性修復や担当者情報の削除を実施しました。同サービスは大企業や官公庁など2,900件以上に導入されており、現在は外部専門家の協力のもと詳細調査が進められています。

メール配信基盤に不正アクセス メアドなど約900万件漏洩か | ISRセキュリティニュース編集局

国外の主なインシデント

AIエージェントが「内部脅威」となるリスク、Microsoftが警告

Microsoftは、 企業が導入するAIエージェントが機密データやシステムへの過剰なアクセス権限を持つことで「内部脅威」となり得ると警告しています。悪意がなくとも、まるで内部関係者による不正のように予期せぬ深刻な被害をもたらす危険性があります。

最先端のAIモデルであっても組織の規範や判断力を完全に備えているわけではなく、予測不能な動作をする可能性があるため過信は禁物です。開発元による安全性だけに頼るのではなく、AIモデルそのものとそれを制御・管理する権限を分離することが強く求められます。

未承認AIの無断利用(シャドーAI)対策や適切な権限制限、非常停止(キルスイッチ)といった安全基盤を通じ、AIを独立して監視・制御する仕組みづくりが業界全体で急務となっています。

AIエージェントが「内部脅威」となるリスク、Microsoftが警告 | ISRセキュリティニュース編集局

警察機関の不適切なログイン情報保管により、フロリダ州DMVがハッキング被害

米国フロリダ州道路安全・自動車局(FLHSMV)において、運転免許証や車両データなどの個人情報が流出する事案が発生しました。悪意のある第三者がシステムへ不正アクセスしたことが判明しており、現在、対象者への通知が進められています。

原因は、地元警察機関の職員が端末内にログイン認証情報を不適切に保存していたことです。攻撃者はこの流出した認証情報を悪用し、同局のシステムへ侵入したとみられています。

当局は発覚後、ただちに該当アクセスの遮断や認証情報のリセットなどの緊急措置を講じました。また、被害を受けた可能性のある対象者に対し、信用監視(クレジットモニタリング)サービスの無償提供を行うとともに、金融口座の不審な動きに注意するよう呼びかけています。

警察機関の不適切なログイン情報保管により、フロリダ州DMVがハッキング被害 | ISRセキュリティニュース編集局

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