菊正宗酒造株式会社様


連携サービス: Office 365 kintone MotionBoard for Salesforce

こんにちは、株式会社インターナショナルシステムリサーチ(ISR) です。
今日は菊正宗酒造株式会社様(以下:菊正宗様)にお邪魔して、kintone、Office 365等の マルチクラウド+CloudGate UNOの導入経緯やどのように運用されているのかをお伺いしたいと思います。

「kintone」の利用について

ISR:今回導入された「kintone」では、業務効率化のための様々なアプリケーションを簡単に作成することができますが、 具体的にどのようなシーン、用途でご利用されているのでしょうか。

菊正宗 池田様 池田様: 営業部門からシステム変更の依頼があったのですが、要望に対しシステム室が毎回構築し運用するとなるとかなり負荷がかかります。 これまでは自社での開発を中心に行っていましたが、このような時代ですから、求められる要件が短いスパンで変わっていくことも予想されます。そこでより柔軟に開発もでき、コスト的にもメリットのあるkintoneを選択しました。 現在は社員や非正規社員からの業務報告から利用を開始しています。

今まではExcelやメールでの対応でしたが、会社に戻ってからの対応という事も多く、また情報が散在し、探せば見つかるのでしょうけど会社の資産として残っているとは言い難い状況でした。本人にとっても会社にとっても時間的なロスが多く、リアルタイム性に欠けていたのは明らかでしたね。今ではとてもスピーディに写真など視覚的な情報も含めて簡単に共有できていますので、効果としては非常に大きいと感じています。

ISR:kintoneは今多くの企業に人気のクラウドサービスですよね。他のお客様からもよく耳にします。ところでCloudGate UNO検討の発端としてはkintone導入に合わせてアクセス制御が必須ということでした。また営業部門からの要望もあったようですが、アクセス制御をすることについて、現場から批判などはありましたか?

池田様:現場はもちろん利便性を重視します。というより利便性だけといって良いかもしれません(笑)。しかしシステム側としては、重要な情報を扱うシステムなのでどんな端末からでも使えますよとはさすがに言えません。クラウドサービス自体の安全性は高いとしても、そのアクセス方法については自分たちの責任ですので、CloudGateと一緒に導入・展開することは必須でした。 シーケンス図 ISR:なるほど。ただアクセスコントロールだけではなく、御社のようにクラウド化を進めていく中でいろいろと変化は出てくると思います。それだけでも現場の抵抗がありそうな気もしますが、そのあたりはいかがでしょうか。

池田様:もちろん会社ではいろいろな方が働いています。まずは変化に柔軟に対応できるメンバーを選抜したり、特定の部署に絞ったりと範囲を限定して利用を開始します。今回は営業部門でしたが、便利に使っていければ自然と広まっていくものです。 システム室としても徐々に広まっていった方が対応が簡単というのもありますが、ポイントとしては今までのシステムをだらだら並行稼働させないことです。人間はどうしても慣れた方に行ってしまうので、それではいつまでたってもメリットを享受できないし、システム側も管理が煩雑になります。       

変化にリスクはつきものですが、それ以上のメリットがkintone含めクラウドサービスにはあると思いますので、今後も社内にある仕組みをkintoneに切り替えられるかどうかを検討していきたいです。ちなみにCloudGateも、クラウドサービスの社内導入展開のしやすさに一役買っていますよ。アクセスコントロールなどの安全面はもちろんですが、何を導入してもURLは変わらないし、ID/PWも変わらないので、システム側も説明が楽ですしユーザーも迷いません。今後はCloudGateと連携できるという事が、検討において重要なポイントになりそうですね。

「MotionBoard for Salesforce」の利用について

ISR:では次に「MotionBoard for Salesforce」についてお伺いします。これは様々なデータを分析し価値ある情報に変えるBI(Business Intelligence)ツールですが、実際のご利用シーンなどを教えて頂けますか。

MFS 巻島様 池田様:弊社は酒造メーカーなので、様々な販売ルートが存在し、その先には様々なお客様がいらっしゃいます。地域別、年代別、店舗別などデータはたくさんありますが、それをリアルタイムに分析し、対応していく必要があります。どんなに良いものを作っても、それをお客様に届けられなければ意味がありませんので、必要な方に必要なタイミングで最高のものを提供できるように、日々この分析ツールを活用しています。昔からウイングアークさんのツールを使っていましたが、 視覚的にデータを見せられることとレスポンスの早さが気に入っていますね。

ISR:MotionBoard for SalesforceへのCloudGate UNO適用は池田さんの想いが強かったですよね。以前はかなり限られた方しか利用していなかったが、CloudGate UNOと連携してからは社内に広く展開していったとか。

池田様:その通りですね、今まで利用者はかなり限定的でした。kintoneの理由と同じですが、MotionBoardで扱うような重要データを、何の対策もなしに全社で利用するとなると不安です。しかしCloudGate UNOが利用できるとなれば、 安全性を保ちながら多くのユーザーが利用でき、MotionBoardの価値を多くの社員で共有できるので、kintoneだけでなくMotionBoard for Salesforceも検討段階から連携対象に挙げていました。

「CloudGate UNO」の運用について

ISR:菊正宗様では、Office 365はすでに導入されており、複数のクラウドソリューションを駆使し、業務効率化や生産性向上を図っていらっしゃることがよくわかりました。非常に歴史のある会社ですが、システム的には最先端を走っていて、個人的にはギャップに驚かされました。「CloudGate UNO」導入の背景はいろいろとお伺いしましたが、実際にご利用になられていかがでしょうか。

菊正宗 釜谷様 釜谷様:Exchange Onlineについてはメールボックス容量の問題がありましたので早めに変更しました。ブラウザベースでどこからでも見られる状況ではあったので、CloudGateとの連携によってより安全に 運用できるようになりましたし、今後Officeのクラウド化についても検討していますので導入しやすくなったと思います。

CloudGate UNOでは、IPアドレス制限機能でクラウドへアクセスできる場所(環境)を、また端末制限機能でクラウドへアクセスできるデバイスを、それぞれ限定しています。会社の中、外とそれぞれの環境へアクセス制限をすることができるところが良いと感じています。また何かあった場合の対応も、 複数のクラウドへの認証情報変更やアクセスログ確認などを一元管理できるので、管理者の手間も減って助かります。管理画面はCloudGateを見ておけば大丈夫ですからね。管理者としてはCloudGate UNOのインターフェースも非常に使い易いですし、 ユーザーとしてはシングルサインオンなので、利便性も非常に上がっていると感じています。

実際の導入においても、CloudGate UNOのインターフェースは直感的にわかりやすいですし、戸惑う事もありませんでした。ISRさんの支援のおかげもあり、かなりスムーズに導入できたのも良かった点ですね。CloudGate UNOのライセンスプランでは2つ連携しても3つ連携しても同額ですし、安全性も担保できシングルサインオンで利便性が上がるのであれば、やらない理由はないですよね(笑)。

クラウドサービスと言っても、当然情報の取り扱いには注意が必要です。社員が増えていけば統制がとりづらくなってきますので、システム的に制御する事が必須になります。クラウドサービス自体の安全性は、自社でサーバー運用するより高いレベルだと思いますが、 それをどう利用するかはユーザーに任されています。

「CloudGate UNO」へのご意見

ISR:CloudGate UNOへのご要望や期待頂いている事などございましたらお伺いできますでしょうか。

池田様:弊社ではOffice 365やkintone、MotionBoard for Salesforceなどクラウドサービスを導入し、環境の変化に合わせてよりスピーディに対応できるようにしています。 各サービス導入にあたってはもちろんメリットはあるのですが、CloudGate UNOと連携することでそのメリットが増加していると感じています。それぞれのメリットを足し算していたものを、CloudGate UNOがあれば掛け算になるといったところでしょうか。 細かい要望を挙げればいろいろとでてきますが、今よりもさらに柔軟に、そして管理者の負担が減るような改善があればとても嬉しいですね。

ISR:弊社の強みは、他のパートナー様との連携という部分もありますので、末永くご利用頂くために弊社内改善はもちろんですが、様々な形でメリットのあるご提案をさせて頂きます。今後もCloudGate UNOの進化にご期待下さい。 本日はありがとうございました。

テキスト1

菊正宗様は万治2年(1659年)の創業以来350年、歴史と伝統を誇る由緒ある酒造会社様です。菊正宗特選、上選の伝統に裏打ちされた確かな品質は、 アルコールを造る酵母を育てる「酛」(酒母)を、水と米と米麹から昔ながらの手作業で4週間かけて造り上げる、「生酛造り」という製法で造られているそうです。
ミシュランシェフやソムリエによって構成される、世界有数の独立機関であるiTQi(国際味覚審査機構)より高品質な味わいの商品に贈られる 「優秀味覚賞」菊正宗上撰・生酛本醸造は、そのなかでも「極めて優秀」とされる最高の「三ツ星」を5年連続受賞、世界でも認められる日本が誇る銘柄です。

テキスト2

菊正宗様の本社がある神戸市東灘区には、昔ながらの酒造の資料や貴重な酒造道具などを見学できる「酒造記念館」があります。伝統の酒蔵を再現した見学ブースでは 国指定・重要有形民俗文化財「灘の酒造用具」や所蔵する小道具類を展示、歴史と伝統あふれる酒造りの世界を体感することができます。お土産コーナーでは、菊正宗自慢のお酒や関連商品が購入できるほか、 「利き酒」体験ブースでは季節のお酒を楽しむこともできます。お近くに寄られた際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

菊正宗 酒造記念館
 〒658-0026 神戸市東灘区魚崎西町1-9-1 TEL: 078-854-1029
● 開館時間:午前9時30分~午後4時30分(団体のお客様はご予約下さい)
● 休館日:年末年始(本年度の場合は12月31日から1月3日)
● 入館無料

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