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今週のセキュリティニュース - 2021年8月20日

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今週のセキュリティニュース - 2021年8月20日

投稿日:2021年8月20日
執筆者:ISRセキュリティニュース編集局

今週のセキュリティニュースへようこそ!
ここでは、国内・国外で過去数日間に起こったサイバーセキュリティ関連のニュースやレポートなど、知っておくべきことをお伝えします。 ぜひご覧ください。

国内

2021年中間レポート - 世界中でサイバー攻撃が増加傾向

世界中の政府および企業にサイバーセキュリティソリューションを提供する大手プロバイダー、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは「サイバー攻撃トレンド2021年中間レポート」を発表しました。同社の日本法人が公開したプレスリリースによると、今年の初めと比較して世界中の企業・組織に対するサイバー攻撃は29%増加しています。また、2021年上半期に全世界の企業・組織が受けたランサムウェア攻撃数は昨年同期比で93%増加しており、今年は支払い要求を強めた「3重恐喝」による新しいランサムウェアが出現しているといったことにも言及しています。

参照:チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社プレスリリース
「サイバー攻撃トレンド2021年中間レポート」を発表 - 世界中の企業・組織に対するサイバー攻撃が29%増加

今週公表された国内サイバー攻撃事件

国外

Colonial Pipeline社、5月のランサムウェア攻撃後にデータ流出を報告

アメリカ最大の燃料パイプラインであるColonial Pipeline社は、5月に同社のネットワークを襲ったランサムウェア『DarkSide』の攻撃によるデータ流出の影響を受けた個人に通知書を送付しています。
Colonial Pipeline社はデータ漏洩の通知書の中で、影響を受けた個人情報は、氏名、連絡先、健康情報、ID情報など多岐に渡ると明らかにしています。

ランサムウェアは全世界の組織の3分の1を襲っている(IDCの報告)

IDC(International Data Corporation)の調査によると、全世界の組織の3分の1の企業が、過去12ヶ月の間にデータやシステムへのアクセスができなくなるランサムウェアのインシデント(攻撃や侵害)を経験したと回答しており、1つの組織が複数のランサムウェアに襲われることも珍しくないとの結果がでています。また、調査では、ランサムウェアの被害者のうち、身代金を支払わなかったと答えたのはわずか13%だったことが分かったとのことです。

参照:IDC「IDC Survey Finds More Than One Third of Organizations Worldwide Have Experienced a Ransomware Attack or Breach」

T-Mobile、4700万人以上に影響するデータ流出を確認

T-Mobile社は8月17日(米国時間)にデータの一部が不正にアクセスされたことを受け、調査を行っています。同社は進行中の侵害調査の一環として、このサイバー攻撃によって影響を受けた顧客は、現在および過去・見込みの顧客を合わせて約4,780万人に上ることをプレスリリースで発表しました。
このうち、約780万人が現在のT-Mobileのポストペイドアカウントで、残り4,000万件強はクレジットを申し込んだことのある過去のユーザーまたは見込み客であると、同社はプレスリリースで付け加えています。

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