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今週のセキュリティニュース - 2026年07月31日

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対象期間:7月27日〜7月31日
執筆者:ISRセキュリティニュース編集局

はじめに

今週のセキュリティニュースへようこそ!
ここでは、過去数日間に起こった国内外のサイバーセキュリティ関連ニュースやレポートに加え、AIの急速な普及に伴う新たなリスクやAIセキュリティの最新動向など、皆様の情報資産を守るために知っておくべき情報をお伝えします。ぜひご覧ください。

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専門家が解説!今週のサイバーセキュリティの脅威と対策のポイント

今週のハイライト
今週のハイライト
  • AI利用時の権限設定の不備や権限放置など、AIの権限における管理不足が顕在化
  • サイバー攻撃を受けた大手食品メーカー、バックアップで早期復旧
  • 米医療請求会社で不正アクセス、126万人規模のデータ流出

生成AIや自律型AIの普及に伴い、設定不備やアクセス権の管理不足によるリスクが顕在化しています。Claudeの共有機能から機密情報が検索露出した問題やPwCのAIガバナンス提言は、便利な機能の裏で不適切な共有設定や「非人間アイデンティティ」の権限放置がいかに情報露出につながるかを示しています。

また、AI対策にとどまらず、委託先管理や有事の防衛体制においても課題と教訓が浮き彫りになっています。大手食品メーカーの事例では適切なバックアップ運用により早期復旧を果たした一方、米MCBSの事例では委託先を経由して126万人ものデータが流出しました。事前対策の重要性とともに、外部パートナーを含めた管理の死角をどう塞ぐかが大きな課題です。

こうしたAI運用の設定不備や委託先に潜む管理の死角を防ぐには、システムによる一元統制が不可欠です。CloudGate UNOの「IAM・ライフサイクル管理」でAIやアカウントの作成から削除までを自動追跡し、さらに連携ソリューションの「SaaSシャドーIT検知」で不適切な共有リスクを洗い出すことで、人手では防ぎきれない運用上の穴を網羅的に塞ぐことができます。

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国内の主なインシデント

サイバー攻撃被害の大手食品メーカー、バックアップで早期再開

ハッカー集団が犯行声明を出した大手食品メーカーのシステム障害について、同社はバックアップデータからの復旧に成功し、早くも通常稼働へ戻る見通しだと発表しました。ランサムウェア攻撃を受けたとみられますが、迅速な対処により早期復旧へ目処を立てています。

ランサムウェア攻撃ではバックアップも同時に暗号化されて復旧が長期化しやすく、復元成功率は約2割にとどまるとされます。そうした中、過去の他社事例の教訓を生かし、有事に即座に動かせるバックアップ体制を整えていた同社の対応は、専門家からも高く評価されています。

約5000社の取引先へ影響が及んだほか、一部個人情報漏洩の可能性に伴う対象者への通知も進められています。広範囲なサプライチェーン被害を防ぐ上で、実効性のあるバックアップ運用の重要性が改めて示された形です。

サイバー攻撃被害の大手食品メーカー、バックアップで早期再開 | ISRセキュリティニュース編集局

AIエージェントと共に働くリスクとは? PwCが説く「実践的ガバナンス」

業務を自律的にこなす「AIエージェント」の活用が進む中、PwCコンサルティングは包括的なリスク管理の必要性を提言しています。同社によると、AIの自律レベルが一定以上に高まると意図しない暴走や制御不能といった深刻なリスクが急増するため、従来のセキュリティ対策にとどまらない新しいガバナンスの設計が不可欠であると指摘されています。

考慮すべき重点的な論点として、人間の監視・介在の仕組みの構築や、外部ツールとの安全なデータ連携が挙げられています。特に、AIエージェントに付与されるアクセス権限などの「非人間アイデンティティ(NHI)」管理においては、作成・削除に関する明確なポリシーを持つ組織が約2割にとどまるなど、管理体制の遅れが浮き彫りとなっています。

AIエージェント間での処理の委任に伴う責任の曖昧化や、過剰な権限付与によるリスクを防ぐためには、個別の対処ではなく統合的なライフサイクル管理が重要です。AIを安全に業務へ組み込むにあたっては、単なるツールではなく、「新たな労働力と一緒に働く」という観点での包括的な管理体制整備が求められています。

AIエージェントと共に働くリスクとは? PwCが説く「実践的ガバナンス」 | ISRセキュリティニュース編集局

国外の主なインシデント

Claudeの共有機能から会話ログや成果物がGoogle検索に露出

AnthropicのAI「Claude」で生成された会話や成果物のデータが、共有機能を介してGoogleなどの検索結果に露出していたことが発覚しました。検索可能な状態になっていたデータには、企業の内部文書や患者の医療記録、児童の氏名や電話番号といった機密情報が含まれていました。

露出の原因は、ユーザーが発行した共有用URLがSNSや掲示板などの公開された場所に投稿され、それを検索エンジンが検出したためです。Anthropicはユーザー自身による公開共有が要因だと説明しており、Google側もウェブの公開指示に従いインデックスしたと述べています。

現在は対応が行われ検索結果から削除されていますが、過去にもAIサービスの共有リンクが検索露出する類似の事象が報告されています。

Claudeの共有機能から会話ログや成果物がGoogle検索に露出 | ISRセキュリティニュース編集局

米医療請求会社MCBSでデータ侵害、126万人に影響

米国の医療費請求代行会社であるMCBSにて、約126万人分の個人情報が流出する事件が発生しました。同社は医療機関から委託を受け、患者記録の処理や診療報酬の請求管理を行っていました。

社内ネットワークへの不正アクセスは、2025年9月22日から26日にかけて行われました。調査の結果、患者の氏名、住所、社会保障番号、生年月日に加え、病歴や診断情報といった医療データが外部に流出した可能性があることが判明しています。

この攻撃についてはランサムウェアグループ「PEAR」が関与を主張しており、奪取した3.3TBのデータをオンライン上にすべて漏洩させたと発表しています。MCBSは影響を受けた対象者に対し、詐欺アラートの設定や信用取引の凍結措置などを呼びかけています。

米医療請求会社MCBSでデータ侵害、126万人に影響 | ISRセキュリティニュース編集局

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