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サイバー攻撃関連

今週のセキュリティニュース - 2026年1月30日

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対象期間:1月26日〜1月30日
執筆者:ISRセキュリティニュース編集局

はじめに

週刊インシデントまとめへようこそ!
ここでは、国内・国外で過去数日間に起こったサイバーセキュリティ関連のニュースやレポートなど、知っておくべきことをお伝えします。ぜひご覧ください。

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フィッシング
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インフォスティーラー
インフォスティーラー

専門家が解説!今週のサイバーセキュリティの脅威と対策のポイント

今週のハイライト
今週のハイライト
  • フィッシング報告が減る一方で攻撃URLは増加。巧妙な誘導に注意が必要
  • 国内運輸大手で不正アクセス、従業員情報1.4万件超が流出か
  • 国外で1.49億件のID流出。マルウェアによる自動収集が深刻

今週の動向から浮かび上がったのは、従来の境界型対策では防ぎきれない「侵入口の分散・複雑化」です。国内ではフィッシング攻撃に使われるURL数が増加しており、国外でもインフォスティーラーによって1.49億件の認証情報が流出しています。個人・企業問わず大量に盗まれた認証情報が、組織ネットワークへの侵入を許す足掛かりとなっています。実際、国内大手運輸グループの事例でも、セキュリティツールで侵入を検知・防御していたにもかかわらず、約1万4,000件の情報流出の可能性が判明しており、ユーザーの注意や事後の検知に頼る運用は、すでに限界を迎えています。

こうした中、Microsoftがパスキーを認証の標準として普及させる動きは、企業がパスワードに依存しない認証へ移行する現実的な土台を整えつつあります。一方で、企業環境でパスキーを安全かつ統制された形で利用するには、認証そのものを含めたID管理基盤が不可欠です。

CloudGate UNOはパスキーを用いた強固な認証を提供するとともに、各サービスへのアクセスを一元的に管理し、端末やアクセス元の状況に応じて不正リスクを自動的に排除します。IDが常に流出のリスクに晒されていることを前提に、パスキーによって侵入口を断ち、さらに「攻撃が成立しない条件」をシステム側で維持する。こうした考え方を実装することで、事業を守るための現実的な選択肢を提供します。

認証セキュリティの強化をご検討中でしたら、ぜひ弊社までご相談ください。クラウドサービスへの多要素認証(MFA)導入やパスワードレス認証に関するオンライン無料相談を受け付けております。

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国内の主なインシデント

フィッシング報告状況に関する月次レポート

フィッシング対策協議会は2026年1月、前年12月のフィッシング報告状況を発表しました。

フィッシング報告件数は前月比で減少し約19万件となったものの、誘導先のURL件数は約5万5千件と増加しており、攻撃活動自体は活発な状況が続いています。悪用されたブランドは114件に上り、大手ECサイトやクレジットカード会社を騙る報告が全体の9割以上を占めました。

攻撃手口は巧妙化し続けています。同協議会は、万が一IDやパスワードが漏洩してしまっても第三者のログインを防げるようパスキーなどの多要素認証を活用するなど継続的な警戒を呼びかけています。

フィッシング報告状況に関する月次レポート | ISRセキュリティニュース編集局
参照: フィッシング対策協議会2025/12 フィッシング報告状況

グループ会社ネットワークに不正アクセス、従業員情報流出の可能性

大手運輸事業者は1月中旬、同社グループのネットワーク環境に対する不正アクセスにより、従業員等の個人情報が流出した可能性があると発表しました。

本事案は2025年10月に検知されたもので、セキュリティツールにより検知・防御したものの、その後の詳細調査によって従業員等の氏名やログイン情報等約1万4千件以上が漏洩した可能性があることが判明したと公表しています。

同社は既に個人情報保護委員会への報告を完了しており、情報セキュリティの強化を図り再発防止に努めるとしています。

グループ会社ネットワークに不正アクセス、従業員情報流出の可能性 | ISRセキュリティニュース編集局

国外の主なインシデント

Microsoft Entra ID、パスキー管理を自動有効化へ。2026年3月より開始

Microsoftは2026年3月より、Microsoft Entra IDにおいてパスキーの新しい管理機能を自動で有効にし、正式提供を始めます。これにより、これまでの会社全体での一律設定ではなく、部署などのグループ単位で利用ルールを細かく変えられるようになります。

新機能では、特定の端末のみで使うタイプや複数端末で共有できるタイプなど、登録可能なパスキーの種類を制限できます。組織のルールに合わせて「どのグループにどの種類を許可するか」を柔軟に選べるようになるのが特徴です。

設定を済ませていない組織は自動で新システムへ移行されますが、現在の設定内容は維持されます。管理者は2026年3月の完全実施に向け、事前に設定を確認し、手動で早めに切り替えるか自動更新を待つかを選択できます。

Microsoft Entra ID、パスキー管理を自動有効化へ。2026年3月より開始 | ISRセキュリティニュース編集局

1.49億件のログイン情報が流出、GmailやFacebookも標的に

サイバーセキュリティ研究者の調査により、無防備な状態で公開されていた1.49億件のログイン情報が発見されました。データにはGmailやSNSに加え、政府機関や暗号資産取引所の認証情報も含まれており、暗号化もされず誰でも閲覧可能な状態でした。

これらのデータはキー入力を盗む「インフォスティーラー」というマルウェアで収集されたとみられます。データベースは自動で情報を蓄積する仕組みで、発見後も被害は拡大し続けていたとのことです。

現在はサーバーが閉鎖されていますが、流出データが悪用される二次被害の恐れがあります。対策として、パスワード変更や二要素認証の有効化、ウイルススキャンによるマルウェアの駆除が強く推奨されています。

1.49億件のログイン情報が流出、GmailやFacebookも標的に | ISRセキュリティニュース編集局

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