「Office 365」導入について
ISR:今回「Office 365」導入において、選定から導入に至った経緯をお聞かせいただけますか。
稲葉様:もともとOffice製品はパッケージで購入、またはプレインストールのものを使用していました。ただ使用しているPC台数が増えてくるに従ってライセンス管理が難しくなったこともあり、管理の容易なOffice 365に切り替えることにしました。またメールサーバーやスケジュール管理ソフトは別々のものを使用していましたがOffice 365を利用することで一つに集約化できることもメリットとして捉えています。 ISR:最新のOfficeを使う事について、問題などは有りませんでしたか。
稲葉様:確かに最新のOffice製品に切り替えるのはインターフェースの変化など使い勝手の部分はありますが、バージョンがバラバラになると余計に困りますし、無理に統一しようとすると古いバージョンになってしまいます。せっかくお金を払って購入しているので新しい機能は使っていきたいですし、お客様とのやり取りも新しいバージョンのほうが不安はありません。ライセンス管理も工数がかかるので、Office 365によってバージョンが統一できるメリットは大きいと思います。
ISR:確かに最近はOfficeのみOffice 365 ProPlusに切り替える方も多くいらっしゃいますね。管理面もそうですが、1ライセンス5デバイスまでになるみたいですし、メリットも多くなるのでわかる気がします。それでは本題へ戻りましょう。
CloudGate UNOの導入について
ISR:Office 365の導入において、最初からCloudGate UNOと連携させてスタートされたわけですが、その背景を教えていただけますか。
稲葉様:弊社は投信委託会社ですので、当然のことながらお客様から信頼されなければなりません。セキュリティは利益を目的とした投資ではなく、企業としての信頼のための投資と考えています。クラウドサービスのメリットは十分にありますが、それだけではやはり問題もありますので、CloudGate UNOは必須のサービスと考えていました。ISR:セキュリティの意味は非常に広義で、対策といっても際限がないですよね(笑) 他にもいろいろセキュリティ製品がある中で、Office 365とセットでCloudGate UNOを導入いただいた理由はございますか。
稲葉様:確かに対策に際限はないですが、予算にはやはり限界があります。いろいろやらなければならない事もありますが、悩ましいところですよね(笑) ただ私がOffice 365を導入するときに一番気になったところがアクセスコントロールの部分です。どこからでも利用できるとなると、仮にID/パスワードが漏えいしたときに防ぐ手段がありません。スマートデバイスの紛失なども、起こってしまうと時間との闘いになりますが、すぐに対応できる確証などありません。また社員が悪意なく自宅の端末やネットカフェ、ホテルなどの共用端末で利用し、データをダウンロードするというようなことが起こっても困ります。社員を守るのもシステム部門の仕事ですから。

ISR:確かに私も出張時、ホテルの共用端末を何気なく見たとき、デスクトップにファイルがダウンロードされているのを見たことがあります。弊社も当然CloudGate UNOがあるので、その共用PCからは自社で利用しているクラウドサービスには接続できません。改めてCloudGate UNOはこのようなところで役に立っているなと実感しました。
稲葉様:そうですよね。ただそのようなサービスも高額であれば躊躇したと思いますが、想像していたよりとても安価でした。また導入自体もとても簡単で、アカウントやOffice 365のライセンスまで CloudGate UNOと同期ができるので、セキュリティの代償というものはなく運用もとても楽です。迷う方もあまりいないのではないでしょうか。コストパフォーマンスとして十分だと感じています。

「CloudGate UNO」についてのご意見
ISR:それでは最後にCloudGate UNOについてのご意見があればいただけますでしょうか。稲葉様:まだ使い始めたばかりなので、まずは当初の要件を満たす運用となっています。今後セキュリティ要件が変わってくる可能性もありますが、新機能などが出ましたら是非ご提案いただきたいです。ISR:承知いたしました。CloudGate UNOは今後も様々な機能を搭載していきますので、ご期待下さい。本日はどうもありがとうございました。