パスワードのいらない世界へ ~ パスワードレス認証を実現するセキュリティ対策セミナー ~ を開催しました

株式会社インターナショナルシステムリサーチ
2019年1月30日

Passwordless World - Seminar

株式会社インターナショナルシステムリサーチは2019年1月24日(木)にパスワードのいらない世界へ ~ パスワードレス認証を実現するセキュリティ対策セミナー ~ を開催いたしました。

セミナーでは、ISRがパスワードのいらない世界の実現を大きくそびえ立つ山の山頂と例え、お客様のシェルパとなり共にその山頂へと向かう手助けとなる決意をお伝えするとともに、近年注目されているパスワードレスの認証を実現する新しい認証方式「FIDO(ファイド)2」を中心に、一般的に利用されているパスワード認証のセキュリティリスクだけでなく、パスワードリセットなどにかかる管理コストを削減を実現するために必要な知識について学べる内容となっており、お陰さまで多くの方にご参加いただきました。



開催概要
  • タイトル
    パスワードのいらない世界へ
    パスワードレス認証を実現するセキュリティ対策セミナー
    〜大切な企業情報への不正アクセスを防ぐために必要なクラウドサービスの知識と 1500社が利用するクラウドゲートの認証機能を徹底解説〜
  • 開催日時
    2019年1月24日(木)15:30~18:00
  • 参加費用
    無料
  • 会場
    秋葉原コンベンションホール 5階カンファレンスフロア
  • 主催
    株式会社インターナショナルシステムリサーチ

今回は、当日発表したISR登壇セッションの内容を凝縮し、ダイジェスト版をお送りいたします。



認証分野のパラダイムシフトとパスワードのいらない世界

代表取締役 メンデス・ラウル


認証分野のパラダイムシフトとパスワードのいらない世界

はじめに、代表取締役 メンデス・ラウルより認証分野におけるパラダイムシフトとパスワードのいらない世界の実現に向けたISRのビジョンと取り組みについて発表いたしました。

世界的企業のハッキング事件を受けて、急速に認証分野におけるパスワード依存から脱却する動きが加速しています。しかし、パスワードに依存まではしていないものの、未だ本人の認証プロセスにパスワードが確かに存在しています。我々がクラウド市場に参入した今から10年ほど前は、クラウドという言葉自体も一般的に知られていませんでした。しかし現代ではどうでしょう。仕事だけではなく、プライベートの時間においてもクラウドサービスは利用され、生活に溶け込んでいます。認証分野においても、同様のパラダイムシフトが起ころうとしています。それが「パスワードのいらない世界」です。

ISRでは企業ビジョンに「SECURE YET EASY to USE」を掲げ、お客様に安全性はもちろんのこと、クラウドサービスをより便利にご利用いただくためにアクセスコントロールとシングルサインオン機能を搭載した認証サービス「CloudGate」を提供してきました。今後は、さらにパスワード認証よりも便利で安全なパスワードのいらない世界の実現に向けて取り組んでいきます。



CloudGate UNOのご紹介

営業部セールスエンジニアチーム チームリーダー


営業部セールスエンジニアチーム チームリーダーからは、「CloudGate UNO(クラウドゲートウノ)」について、デモンストレーションをまじえてご紹介いたしました。

CloudGate UNOは、認証サービスとしてだけの機能だけではなく、アクセスコントロールとシングルサインオン機能を搭載した統合認証基盤として多くのお客様にご利用いただいています。お客様だけでなく、パートナー企業様などのたくさんの方々に支えられながら、お陰さまで10周年を迎えることができました。サービスの提供をはじめた頃のCloudGateは、Google Appsのシングルサインオンサービスでしたが、徐々にマルチクラウド化を進め、今日ではメイド・イン・ジャパンのサービスとして多くの日系クラウドサービスとシングルサインオン連携ができるようになりました。

認証機能は、IDとパスワードによる認証からアイデンティティの要素を取り入れた生体認証、またFIDO(ファイド)アライアンスに加盟してからはYubiKeyなどのセキュリティキーを使った二段階認証を取り入れるなど、よりお客様が安全にご利用いただくための機能提供を続けて参りました。今後はパスワードを認証要素に使わない、パスワードのいらない世界の実現に向けて取り組んで参ります。



パスワードレス認証のケーススタディ

社長室 グループリーダー


社長室 グループリーダー より、パスワードレス認証のケーススタディとしてマイクロソフト社がパスワードレス認証に取り組んだ経緯や背景、ビジネスを守るために必要なことについて綴られた同社CISO Bret Arsenaul氏のブログをご紹介しました。

同社によると、約81%のハッキング原因としてパスワードの漏洩や脆弱性であるとセキュリティ会社の報告されたこと、また、大手消費者企業のネットワークが侵害されたことをきっかけにパスワードに依存しない認証の取り組みを始めたそうです。さまざまな試行錯誤の中で、優れたユーザー体験が得られた施策こそが生体認証でした。現在では従業員の3分の2以上がパスワードレス認証を利用し、今後も社内で展開していくとのことです。ブログの最後には、パスワードレス認証、つまりパスワードのいらない世界を目指すためにはそれらの普及を進めるFIDOアライアンスという団体を知ることが重要だとしています。





ISR Seminar - Passwordless World

セミナーのお申込み時点から多くの方にご関心いただいているパスワードレス認証を実現する「パスワードのいらない世界へ ~ パスワードレス認証を実現するセキュリティ対策セミナー ~」の第二弾が決定しました。

次回もFIDOアライアンスのボードメンバー企業を講師にお招きし、パスワードレス認証・FIDO2を徹底解説いたします。

たくさんの方のご参加をお待ちしております。

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